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DISEASE
甲状腺腫瘍
甲状腺腫瘍について
甲状腺腫瘍は、甲状腺に発生する腫瘍で、良性のものと悪性のものがあります。
良性腫瘍は「甲状腺腺腫」や「嚢胞」と呼ばれ、一般的に症状がない場合が多いですが、大きくなると喉の違和感や圧迫感を感じることがあります。
悪性腫瘍は「甲状腺がん」で、進行すると首のリンパ節に転移することがあります。
甲状腺腫瘍の原因は不明な場合が多いですが、放射線被曝や遺伝的要因がリスクとなることがあります。
甲状腺腫瘍の発見は、首の触診や超音波検査、血液検査によって行われ、腫瘍が悪性か良性かを判断するためには細胞診や組織診が必要です。
治療は腫瘍の種類や大きさ、患者の状態に応じて決定され、良性腫瘍は経過観察が選ばれることもありますが、悪性の場合は早期の手術や放射線治療が行われます。
甲状腺腫瘍の症状と原因
症状:腫瘍の種類や大きさによって異なりますが、良性の甲状腺腫瘍では、多くの場合、無症状で発見されることが多いです。しかし、腫瘍が大きくなると、喉の違和感や圧迫感、呼吸困難や飲み込みづらさ(嚥下困難)が現れることがあります。悪性腫瘍(甲状腺がん)の場合、首のリンパ節が腫れたり、声がかすれる、喉に痛みを感じるなどの症状が現れることがあります。
原因:甲状腺腫瘍の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因が関与することがあり、家族に甲状腺がんの患者がいる場合、リスクが高くなります。また、過去の放射線治療が影響を与えることもあります。特に子供や若年層においては、放射線曝露後に甲状腺がんのリスクが増加することが知られています。
甲状腺腫瘍の治療
甲状腺腫瘍の治療は、腫瘍の性質(良性または悪性)や進行状況に基づいて行われます。
良性腫瘍(甲状腺腺腫や嚢胞)の場合、無症状であれば経過観察が選ばれますが、症状がある場合や腫瘍が大きくなった場合は、手術での摘出が推奨されることがあります。
悪性腫瘍(甲状腺がん)の場合、最も効果的な治療は手術です。
がん細胞が含まれる甲状腺部分や、リンパ節などの転移が疑われる部分を切除します。
その後、放射線治療(放射線ヨウ素療法)が行われることもあり、残存がん細胞を排除することが目的です。
また、ホルモン療法や、進行がんには分子標的療法や化学療法が使用されることもあります。
治療後は再発を防ぐため、定期的なフォローアップ検査が必要です。
甲状腺腫瘍についてご心配の方へ
甲状腺腫瘍は良性のものから悪性のものまでさまざまで、早期に発見し適切な治療を受けることで予後が改善します。良性の場合は経過観察や手術が行われ、悪性の場合は早期の手術と放射線治療が有効です。
腫瘍の大きさや症状に応じた治療が必要ですので、首に違和感を感じた場合や症状が気になる場合は早めに専門医に相談してください。
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